UPS(無停電電源装置)のすすめ – MacProの電源が突然落ちて困った


約1年前に、家庭内に導入したUPS(無停電電源装置)のお話です。

自宅で仕事することの多い私ですが、ある時期から、MacPro(Early 2008)の電源が突然落ちる事態が頻発しました。最初は、OSから始まり、電源を疑ったり、メモリを疑ったり、いろいろと手を尽くしましたが、まったく原因がわかりませんでした。

原因がわからないまま使い続けていたのですが、全然問題のない期間と、突然死が頻発する期間があることに気がつき、もしかしたら、コンセントの電気が不安定なんじゃなかろうかと思い始めました。なんらかの、内的あるいは外的要因に左右されて我が家の電源が定期的に不安定になるのでは?という思いです。そんな折り、あるサイトで「MacProは、作動時15アンペア(A)の電流が流れる」みたいな記事を読みました。

15Aというと、古めの単身向けアパートのブレーカーの契約です。結構な電流が流れています。 iStat Menusというユーティリティで計測してみると、確かに電源部は15A前後が常に流れています。
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iStat Menusは、とっても便利なユーティリティで、 電気系、温度、CPU負荷など、Macintoshのハードウェアまわりの状態が一目瞭然わかります。「わかってどうする」という感じですが、ファンの回転数や、CPU負荷を眺めているだけでも楽しいものです(変な趣味ですね)。

我が家は、IH器具でキッチン周りが電化されていることもあり、従量電灯Cの10kVA契約と容量は十分足りているはずなんですが、たとえば、なんらかの拍子に瞬断が起きやすい環境であるとか、です。このあたりは素人考えなので不確かです。

ちなみに、突然死頻発期間であろうがなかろうが、MacProがスリープ状態を維持することができないという問題も以前よりありました。スリープに入ってしばらくすると、やはり突然電源が落ちるのです。

ただ、東電を呼んで電気のことを調べてもらうのも面倒なので、以前から落雷や停電の対策に導入を検討していたUPSを、これを機に導入しました。購入したのは、「APC Power-Saving RS 1000 100V BR1000G-JP」という機種です。レビュー等を読むと家庭やスモールオフィス向けには、容量や性能的にちょうどいいんじゃないかと…。

で、導入から1年余、電源が突然落ちる事故も皆無となり、とても快適です。スリープもバッチリです。うれしくなって、寝るときや出かけるときでも、最近は、スリープにするだけで、電源を落とさないことが多くなりました。

また、以前は、カミナリが鳴ると、ドキドキしながら原稿を書いていたものですが、今では、どんと来い状態で左うちわで仕事してます。また、 USB接続時、Macintoshの「システム環境設定」の「省エネルギー」から、UPSのバッテリー状態に合わせた終了設定など、諸々の設定も可能です。
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ちょっと心配なのは、UPSのバッテリーの寿命でしょうか。一般には、約2年程度と言われているので、来年の今頃には交換しなければならないのかもしれませんね。ちなみに、この機種(RS 1000)の交換バッテリーは、約1万7000〜8000円程度といったところです。本体がバッテリー込みで2万7000〜8000円で買えることを思うと、バッテリーの高価さが際立ちます。

MacProのような大型のデスクトップパソコンを利用している人は、UPSの導入を検討してみましょう。電源が安定すると、気持ち的に楽で、余裕をもってお仕事できるというものです。
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