使わなくなったスマートフォンの使い道:ドライブレコーダー編

気がついたら、古いiPhoneやAndroidのスマートフォンがデスクの上に4台、5台と転がっています。これらをそのまま眠らせておくには、もったいないので、その中の1台、2011年の春に発売されたXperia arc SO-01Cをドライブレコーダー代わりに使っています。写真のように吸盤式のアダプターを利用し、Xperiaをフロントガラスの上部に固定しています。

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アダプターは、ドイツ製のリヒターiPhone 4S/4 車載ビデオ撮影専用セットを利用しています。作りがしっかりしており、以前使っていた国産のものは、数回の使用において、角度を変えたり、装着場所を試行錯誤しているうちに、あっけなく壊れてしまいましたが、さすが質実剛健ドイツ職人魂のこもった(かもしれない)リヒターのものは、かれこれ3年使ってますが、とてもしっかりしています。

この手の吸盤製品って、吸盤がだんだん利かなくなってくるものが多いのですが、これは3年を経た今でも強力な吸着力で、ガラスに吸い付いてくれます。とはいえ、これまで数回、何かの弾みで、自然落下することがありましたが、本体は頑丈で壊れません。

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●注意点あれこれ

スマホをドライブレコーダー代わりに使う場合の注意点は…、
(1)録画オンを忘れないこと(ドライブレコーダーアプリではなく、標準のカメラで撮影しています)
(2)スマホの場合、常時録画スタイルなので、ファイル容量の制限からか、一定時間で自動的に録画がストップする
(3)電源の取り方を工夫する
といったところでしょうか。

(1)の「録画オンを忘れないこと」は、とても大切です。ドライブレコーダーは、いざというときのためにあるので、これを忘れると「録ってなかったのね…」てな感じで、意味がありません。私の場合は、エンジンをかけて、アイドリングの回転が安定位置に落ち着く30秒くらいの間にオンにしています。習慣になると忘れなくなります。

(2)の件は、SDカードがいっぱいになるともちろん録画ができませんが、空き容量がある場合でも、Android2.3には、ファイルの上限容量があるのでしょうか? 50分程度撮影した時点で自動的にオフになります。その場合は、再度、録画オンにしなければなりません。この操作は、走行中は危ないので一旦クルマを停める必要があります。高速道路などでは困りますよね。実際、困りました。ただ、端末側面のシャッターボタンを押すだけで録画が再開されるので、一般道では、信号待ちのときに押したりします。
ちなみに、SDカードが満杯になるたびに、フォーマットしてます。

(3)写真をご覧いただくとわかりますが、グローブボックス内の電源からUSBで取り出した電源ケーブルが、スマホに向かってぶら〜んと室内と上から下へと垂れ下がっており、正直言ってうっとうしいというか、ビンボーくさいです。でも、これも慣れです。内装の内側を通すことおできるのでしょうが、面倒ですし、ディーラーに頼むと工賃を取られるのでやってません。

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●画角について

ドライブレコーダースマホの弱点は、素のままで使っていると、画角が狭く両横の物体を十分に収めることができない点です(下記動画)。


そこで私は、スマホ用の広角レンズを装着しています。Amazonで、500円くらいで売られていたのもを購入しました。動画で、未装着との画角の差をご覧ください。後付けレンズのため、画面の端がぼやけてはいますが、一応はその役目を果たしてくれています。

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●ドライブレコーダー専用機と比較して

ヨメの車には、本体2万円+6000円(ディーラー工賃)の高級(?)ドライブレコーダーユピテル常時録画ミラータイプドライブレコーダー200万画素Full HD画質 DRY-FH220Mが装着されています。こちらは専用機だけあり、ドライブレコーダーとしては、申し分のない製品です。当たり前ですが…。下の動画からもわかるように、画角も広く端の方がぼやけていません。それに、エンドレスループ録画方式なので、SDカードの空き容量を心配する必要はありません。おまけに、この映像は残したい!というときは、ボタンを押すだけで保存が可能です。もちろん、パソコンに接続して転送することもできます。
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お金に余裕があれば、スマホで代用するより、専用機がお勧めです。よく考えると、リヒターのアダプターは、3500円以上するので、安価なドライブレコーダー専用機ならその程度で購入できるわけで、なんだか私の場合は、「スマホを使う」ということに拘った本末転倒状態なのかもしれませんね。

幸いなことに私は、これまで事故をおこしたことも巻き込まれたこともありませんが、このスマホドライブレコーダーの画像が必要になるようなことのないよう、安全運転を心がけたいものです。

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