1980円!Apple Wireless Keyboardな気分でiPadやiPhoneで快適文字入力


アルミ削りだしのボディに乱反射する淡い光がいやがおうにも上品でデザインコンシャスな空気を形成するApple Wireless Keyboardですが、そのお値段は、7000円弱と、なかなか勇気のいる買い物です。

モバイル利用が多く「重いノートPCはいや!できればiPad(iPhone)だけですべてを全うしたい!」という人なら安価な投資なのかもしれませんが、私の場合、週に1〜2回のモバイル利用があるかないかの頻度なので、「そこまで投資するのもどうかなぁ」という感覚でいました。
しかし、1980円でそれと同等の気分が味わえるのなら話は別です。iPad/iPad mini/iPhone専用Bluetoothキーボードホワイトは、このお値段で、Apple Wireless Keyboardな気分に浸れます。

ただし、ボディは、アルミではなく、シルバー塗装のプラスティック。本家と比較すると、ちょっとばかり残念でペナペナな外見ですが、まあ、お値段がお値段だけに文句は言いません。でも、十二分にその気になれるというものです。
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さて、使い勝手はどうでしょうか?

iPadと共に携帯するモバイルキーボードだけに、軽量であること、鞄への収まりが良いことが、まず求められます。この2点については合格です。試しにキッチンスケールに乗せてみると309グラムでした(下写真)。これは、iPad miniのWiFiモデルと同等です。
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私は、新しいiPadのWiFiモデルと共に携帯しているので、合計で960グラム前後。2キログラムオーバーのMacBook Pro (13-inch, Mid 2009)を、ヒーヒー言いながら持ち歩いていたことを思うと極楽です。iPad miniとの組み合わせで使うともう手放せません。

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ただ、鞄への収納性という点では、一工夫必要です。置いたときに手前に傾斜を付けるための足の役割をする最厚部分が約2センチあります。ここに単四電池2本を収納する仕組みです。鞄内でこの出っ張りを収まりよくするために、iPad本体や他の書類などとの鞄内における位置関係性をやりくりして上手に納めています。といっても、収納に障害になるような出っ張りではありません。普通の鞄なら楽勝です

肝心の文字入力はどうでしょうか?決め手はショートカットなり

パソコンとまったく同じように、というわけにはいきませんが、普段からiPadやiPhoneを使っていれば、文字入力における所作を直感的に理解できます。私の場合、5分ほどで、パソコンのキーボードとは微妙に異なる動作や動線にストレスを感じることもなく、スイスイと入力することができるようになりました。

とはいえ、カーソルの移動など場合によっては、iPad(iPhone)のスクリーンに手を伸ばさなければならない局面も出てきます。キーボードからの文字入力のときにスクリーンに手を伸ばすのってストレス要因なんですよね。

しかし、ショートカットキーを駆使することで、スクリーンへの手伸しの頻度を少なくすることができます。私が頻繁に使うショートカットは、次のとおりです。

・日本語とEnglishの切り替え command+スペースバー
・変換候補の選択 スペースバー、矢印
・変換候補の決定 returnキー
・カーソルの移動 4つの矢印キー
・タブ入力 tabキー
・左の文字を削除 deleteキー
・任意の範囲を選択 shift+矢印(これがとっても便利!)
・コピペ、全選択、アンドゥなどは、MacOSに準ずる command+A、X、Z、C、V、リドゥは、shift+command+Z

その他、Functionキーには、音量調整や再生/ポーズなどが割当られてますが、キートップに絵が書いてあるので、すぐにわかります。他にも、ショートカットキーが割当られていますが、私的には、上記でほとんどの入力をまかなえています。ちなみに、このBluetoothキーボードは、文字配列がUS仕様なので、カギ括弧は、左上の[]キーを使います。

あと、特殊文字もショートカットを利用すればスクリーンに手を伸ばすことなく入力可能です。
・©は、option+Gキー
・®は、option+Rキー
・˚(温度のやつ)は、option+Kキー
・…は、option+;キー(セミコロン)

この程度覚えておけば、ほぼストレスなくキーボードからの文字入力が可能です。

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打鍵ノイズってどうよ?F8には気をつけろ!

会議や公共の場所で利用する場合は、キーボードの打鍵ノイズがノートPCよりは大きいので気をつけた方がいいかもしれません。いや、ノイズが大きいというより、MacBook Proなどのキーボードは、人の耳に届いてノイズと認識されやすいカチカチ系の音を抑えるように設計されているようですが、こちらは、ちょっと強く打鍵するとカチカチ系の音が大きくなります。先日ある講演会でメモを取る際、打鍵音に気を遣いながら入力しました。

それと、もう1点注意したいのは、F8キーに割当られている音楽の「再生」です。前に「ミュージック」アプリを使っていて、そのプロセスがバックグラウンド走っているときに、迂闊にF8を押そうものなら、そして音量が上がっていたら、もう大変、所構わず大音響で音楽が鳴り響き、大ひんしゅくものです。実は、スタバで一回やってしまいました。再度F8を押せばよいのですが、うろたえており、側面の音量キーを大慌てで下げようとして、その我ながら滑稽な姿に隣に座っていたOLにクス笑われてしまったのです。

で、このキーボードは「買い」なの?

はい「買い」です。
iPadやiPhoneの仮想キーボードで長文を入力するのはちょっとしんどい部分がありますが、わずか300グラム余のこのキーボードを鞄に忍ばせておけば、ゴリゴリとストレスなく出先で文章を作成できます。しかも、1980円ですから、これはいうことありません。

ただ、やはり本家のApple Wireless Keyboardには、あこがれちゃいますけどね…

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